当社の住宅は熊本地震に耐えられるか 続

先日当社の「住宅は熊本地震に耐えられるか」というタイトルでブログを書きました。その中に出てきた某ビルダー誌の続報が昨日届きました。内容は熊本地震で1棟倒壊した耐震等級2の住宅を調査し、その原因を探ろうというものでした。

その中で言っていたのは

1.耐震壁(筋交いなど)の直下率(直上率)が低かった
これは1階と2階の耐震壁の位置の多くがずれた場所にあったということです。

2.地盤が悪かった
深さ10mくらいまで軟弱層が続いている地盤で、鋼管杭(鉄の杭)での地盤改良を行ってはいたが、支持地盤まで届いていなかった。

断定はできないが主にこの2点か原因だろうと書かれていました。

当社に限らず今は全ビルダーが地盤調査を義務付けられていますので、とんでもなく地盤の悪い土地に家を建てる事は少ないかもしれませんが、簡易的な地盤調査と地盤調査会社任せの改良判断が結果として大地震の時に家を倒壊させてしまう事もあるようです。
また、熊本地震ではHMの住宅も多数倒壊しているようです。(なかなか公表はされませんが。。。)

このような結果を受けて当社では、ただ耐震等級2以上の仕様にすることが目的にならないよう、無理なプランニングをせず、合理的な構造とプランニングが一致する構造を心がけて設計するように改めて心に決めました。

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