ZEH(ネットゼロエネルギーハウス)UA値とは?

だんだん、浸透してきたかなと思われるZEH(ゼッチと読みます)。まだよくわからないという方の為に改めて簡単に言うと「使うエネルギーよりも発電するエネルギーの方が多い家」の事。
具体的に言うと、冷暖房や湯沸かし、照明等に使われるエネルギーよりも太陽光発電で発電するエネルギーの方が多い家の事です。金額ベースではなく、kwとかcalとか言われるエネルギーの総量を、政府や各種研究所が作ったプログラムで計算した時に、上記のようになるという事です。
だからといって単純に光熱費がかからない住宅とは言えませんが、ごく下世話にわかりやすく言うなら光熱費がかからない家と言ってもいいかもしれません。

 

その為に大切なことはたくさんありますが、主に次の3つが大切です。

1.冷暖房のエネルギー量を少なくする為に断熱性能を高くする。

2.効率の良い機器(給湯器や照明器具、エアコン等)を使う。

3.太陽光発電の容量を大きくする。

 

これらは無限にお金を掛ければいくらでも数値を上げる事ができます。例えば断熱性能や高効率機器の事など考えずに、太陽光発電を20kwも搭載すれば、ゼロエネルギー住宅にはなってしまいます。それはそれでゼロエネなのですが、その家はいくら暖房をし続けても断熱性能が悪い為に、足元は寒く、顔が熱い不快な家になってしまいます。つまり不健康な家になってしまいます。
それを防ぐ為に、断熱性能をある一定の基準以上にしなければならないと決められています。それがUA値と呼ばれる数値です。

 

  • UA値とは?
    UA値とは外皮平均熱貫流率の事で、住宅の外皮(読んで字のごとく外側の皮の部分、外壁・サッシ・基礎・屋根等)の熱貫流立の平均値の事です。飯田下伊那地域(4地域といいます)では0.74w/㎡Kという数値が定められており、ZEHの家はそれ以下の数値でなければなりません。ただ、実際0.74という数値は大したものではなく、断熱材がそこそこ入っていて、サッシもペアガラスくらいになっていればクリアできてしまいます。
    胸を張って「うちはZEHやってます」と言える数値は、0.5以下。弊社では現在は0.4以下を目標にしています。
    単純に0.74が0.37になれば断熱性能は倍になったと言えます。
    断熱性能が倍になるという事は、冬場であれば室内から室外に逃げる熱が半分になるという事です。つまり冷暖房にかかるエネルギーが半分になるという事になります。

これから何年もしないうちに新築の住宅を考えている方の間で、一般的になるであろうUA値。お客様から「お宅で建てる家のUA値はいくつ?」なんて質問をされる時代がやってくるのでしょうか。

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