「南西」や「西」向きの家は危険!

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家を建てる土地が決まったら、次に考える事はその敷地の「どこにどんな向きで建てるか?」という事でしょう。
ここに実は大きな落とし穴が潜んでいます。
よくある事例が、敷地が真南に対して45度前後振っている場合です。
同じ間取り、同じ敷地でリビングを南西向きにするべか、南東向きにするべきか、非常に迷うところです。皆さんならどちらを選びますか?

南西向きの間取り
南東向きの間取り

僕達は迷わず南東向きを選びます。その理由は次の画像を見てもらえばわかります。

南向きと南西向きの日当たりの比較

左は真南を向いている状態。右は南西を向いている状態で、8/1最も暑い時期の午後の日当たりをシミュレーションしました。
窓に日が当たり始めたら、家の中に日光が入ってくるというイメージでご覧ください。
南西向きの場合13:00を過ぎたあたりから西日が当たりはじめ、15:00~17:00で日当たりのピークを迎えます。
気温が高い午後~夕方に最も日が当たる為、サンシェード等をかけないと南西側の全ての部屋が灼熱地獄になります。
リビングのサッシの上には日よけの為の庇がありますが、夕方になると庇の影がサッシに全くかからなくなっています。つまり、庇では西日を防ぎきれないという事です。

お客様の声

他社様で建てた家にお住いの方で、南西向きの家を建てた方からお話を伺ったことが何度かあります。
「西日が暑すぎてこの向きに建てたことを後悔している」
「西日が暑いことを説明してくれなかった」
という非常に残念なお話でした。
この記事を見ていただいた方は、くれぐれも南西向きの家は建てないようにお気を付けください。

飯田下伊那地域の工務店すむところ研究室 一級建築士太田

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