親御さんから住宅資金を援助してもらうこともあると思います。
援助してもらう金額によっては、税金が発生する場合があることはご存知ですか?
人からお金をもらうと贈与になり「贈与税」という税金がかかる場合があります。
贈与税について詳しくは省略しますが、1年間にもらう金額の合計が110万円を超えるともらう金額にもよりますが、結構な金額を贈与税として支払わなければなりません。
そこで活用したいのが、「住宅取得等資金贈与の特例」です。
自分の父母や祖父母(直系尊属)から住宅資金に充てるためにお金をもらった場合に、
次の限度額まで贈与税が非課税になります。
※1収入、家の床面積など一定の要件があります。
※2 令和4年税制改正大綱より。国会等の審議を経て改正案が可決されると遡って適用される予定。
親子の間でも、なかなかお金の話はしにくいもの。
住宅ローンを借りる銀行が決まって、請負契約をして、さぁ着工という段階になって、親御さんから「家を建てるためにお金が必要だろうから、少しだけだけど援助したいと思っている」と言われる事もあります。
金額によっては、贈与税の非課税枠を受けるために認定申請等が必要になります。
認定を受けるために、仕様変更が必要になることもあります。
仕様変更が間に合えば良いですが、間に合わないと非課税限度枠の恩恵をフルに使えない事もあるので、資金計画の段階から、早め早めに動いた方が安心ですね。