2024年8月8日、制度ができて初めて「南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)」が発表されました。
南海トラフ地震に繋がる確率は0.65%(65%ではありません)
この情報のタイトルだけ見るとかなり切迫しているように感じますが、気象庁の発表によると、世界の過去の同じような地震の統計から、同規模の地震が起こった場合1週間以内に0.65%の確率でM8クラスの巨大地震が起こる、という事のようです。65%ではなく、0.65%です。
154回に1回の確率です
0.65%から計算すると「154回今回のような地震が起こると、そのうちの1回だけ巨大地震が起こる」という事です。すごく低確率ですね。でも平常時よりは数倍、南海トラフに関連する地震が起こりやすくなっている事は間違いなさそうです。
この情報を受けて何をすべきか?
あまり慌てずに、日頃の準備の見直しをしてください。優先順位を付けてチェックリストを作りましたので、参考にしてください。(あくまで個人の見解ですので、参考程度にお願いします。)
チェックリスト
- どれだけ耐震性が高い家でも、大きく揺れると家具が倒れる事があります。家具や家電が固定されているか、確認をお願いします。特に寝室に背の高い家具などがある場合は、速やかに固定や移動をしてください。
- 防災グッズ(ヘルメットや備蓄用の飲食物など)のチェックをお願いします。
- 家族が離れている際に、災害が起こったらどうするか、家族で話し合ってください。
- 家にいる時に緊急地震速報が流れたらどうするか、決めておいてください。耐震性の高い家(耐震等級を取得している家や、平屋)の場合、慌てて外に逃げ出す方が危険な場合があります。
- 災害が起こった際の避難所や、地域での行動を確認し、家族で共有してください。
- 地震保険に加入しているか、加入している場合は連絡先などをチェックしておくと後々素早く行動できます。加入していない場合、この際に検討してみてもいいかもしれません。
これから家づくりをする方へ
日本は地震の活動期に入ったと言っても良いと思います。この時代においては耐震性の高い家を建てるのは、必須かもしれません。これを機に耐震等級の取得を検討されてみてはいかがでしょうか?
また、同じ工法であれば、2階建てよりも平屋の方が圧倒的に地震に強いです。2階建と平屋で迷われている方は、この情報も参考にしてみてください。