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モデルハウス|間取り決定までの裏話 すべては「最高の景色」のために

こんにちは。代表の太田です。 2026年夏、飯田市大瀬木にオープン予定のモデルハウス。
モデルハウスの工事は着々と進んでおります。今回はここに至るまでの「間取りが決まるまでの裏話」をお話ししようと思います。

実はこのモデルハウス、完成した図面だけを見ると、とてもきれいで整った形をしています。
ですが、そこにたどり着くまでには、何度も立ち止まり、考え直し、本当に長い道のりがありました。
(スタッフにとっては、もしかしたら“茨の道”だったかもしれません……笑)

土地と間取りの同時進行

通常は、「土地を決めてから、間取りを考える」という流れが多いです。

ですが、今回のモデルハウスの計画は、少し違いました。
「土地を探している段階から間取りを考え、その間取りをいくつもの候補地に当てはめながら、土地を選んでいく。」
そんな進め方をしました。

「この土地なら、どんな暮らしができるだろう?」
「この素敵な景色を、最大に行かせる配置はどこだろう?」

現地に立っては、頭の中で図面を描き、また次の土地へ行っては、同じことを考える。
そんな作業を何度も繰り返した末に、最終的に選んだのが、大瀬木のこの土地でした。

幻の「2棟計画」と天野の苦悩

この土地、実はかなり広さがあります。
当初はその広さを活かして、「平屋を2棟建てようか?」という案がありました。

実際に現地に立ち、何度も配置のシミュレーションを重ねる中で、私たちは次第にこう考えるようになりました。
「せっかくなら、一番景色がきれいに見える場所に」
「中途半端に分けるより、最高の開放感を持った1棟を建てた方がいいのではないか」

モデルハウス|間取り決定までの裏話 すべては「最高の景色」のために

そうして、2棟計画から1棟計画へ変更することになりました。

言葉にすると簡単ですが、この変更は、実はかなり大きな決断でした。
建物の配置が根本から変わるということは、
• 建築基準法の法規チェック
• 構造計算
• 造成計画
これらすべてが、ほぼ「やり直し」になることを意味します。

特に、設計・構造を担当しているスタッフの天野には、本当に苦労をかけました。
「これでいける!」と計算が終わった直後に、私が「やっぱり1棟にしよう」と言い出すものですから、頭を抱えている天野の姿を何度も見ました。(天野くん、本当にありがとう)

変更に次ぐ変更

1棟案に決まってからも、変更の嵐は止まりませんでした。

あるときは「薪ストーブを置きたい」という案が登場。そのたびに、排気計画や断熱ラインを見直す必要が出てきます。

モデルハウス|間取り決定までの裏話 すべては「最高の景色」のために

またある時は「ガレージのサイズ」をめぐって、何度も議論を重ねました。

当初、ビルトインガレージの幅は『5.9m』で計画していました。
しかし、
「将来的に、大きな外車に乗るお客様も想定した方が良いのでは?」
 「ドアを開け閉めする余裕も、きちんと確保したい」

そんな考えから、最終的には幅『6.5m』まで拡張することに。たった『60cm』ですが、構造的には決して小さな変更ではありません。
当然、ここでもまた、構造計算のやり直しが発生しました。

全ては「最高の景色」のために

これだけ多くの変更を重ねた理由は、ただ一つ。
「ダイニングからの景色」を、何よりも大切にしたかったからです。
試行錯誤の末にたどり着いたこの間取りは、私が今考えうる”最高のシークエンス(空間の連続体験)”になっています。

1. 玄関ドアを開けると、正面のニッチ(飾り棚)がお出迎え。
2. 玄関をあがった廊下の先にはリビング側へ曲がると、正面の壁にはスポットライトに照らされたお気に入りの絵画。
3. そしてリビングに入った瞬間、天井高3.5mの開放的な吹抜空間が広がり…
4. 大開口の窓の向こうには、伊那谷の街並みと、南アルプスの絶景が一気に目に飛び込んできます。

「あぁ、この景色を見るために、ここまでこだわったんだな」
そう感じていただける空間になったと、今は確信しています。

スタッフの苦労と、こだわりが詰まったこの間取り。
実際の建物で、体感いただける日が今から楽しみです。

工事の進捗については、またブログでご報告しますので、引き続き見守っていただけたら嬉しいです。