資金計画

 家づくりを始めるとき、まず何から始めますか?やっぱり陽当たりや土地の形や南面道路がいいから土地探し?どんなイメージの家にするか、雑誌やネットでイメージ作り?普通はこんな感じから家づくりを始める方が多いと思います。
普段の生活ではお昼ご飯は500円まで、とか衣服代は月1万円まで、とかきっちり決めているのに、家づくりになったとたんにイメージから入ってしまう事がよくあります。

後悔しない家づくりのへの第一歩「資金計画表」

 家づくりは金額は大きいですが、考え方は普段の買い物と同じです。月々払えるローンの金額で建てられる家、買える土地、それ以外に掛かるお金をあらかじめ計算して、その中で買える土地はどこか、建てられる家はどんな家かを考えるだけなのです。

 考え方は同じですが普段の買い物と大きく違う事が2点あります。プランニングしてみないと金額がわからない事と、一般の方では知らない諸費用(銀行の保証料や地盤改良費等)がかかる事です。前者は規格住宅や建売でない限りはプランニングしてみないとわかりません。でも後者はある程度の予測はつきます。土地の費用も今はネットでほとんどの土地の金額がわかります。
つまり、月々のローン金額で支払える総額から、ネットでわかる土地代と固定的にかかる諸費用を引いた金額が家に掛けられる金額という考え方をするだけなのです。
最初にこれをやるかどうかで35年後によかったと思えるかどうか、大きく変わってきます。

 OTECではどんなお客様にも必ず最初に「資金計画表」を一緒に作ります。これが家づくりの本当の第一歩だと考えてください。できれば土地を探す前、もっと言えば家をイメージする前に本当におおまかでもいいので資金計画表を必ず作ってください。

 本来資金計画表は工務店やハウスメーカーの担当者とお施主様が直接話をしながら作るものですが、とりあえず資金計画表がどんなものか、ご自分で試したい方はこちらからエクセルファイルをダウンロードして使ってみてください。白抜きのセルに入力していくとおおまかな資金計画表を作ることが可能です。


http://otec.link/wp-content/uploads/sikinkeikaku.xls
エクセルの資金計画表です。

使い方
1.一番左上の月々の支払額に、希望の月の支払額を入れてみる。(まずはアパート代を基準にするとわかりやすいかもしれません)
2.ローンの年数と金利を入力。(35年0.8%で入力してあるのでそのままでも)
3.一番右の欄に借入総額が表示されます。この金額を土地や建物、諸費用に振り分けていくという作業です。その上の欄は、土地代や建物代を入力したトータルの額と、総借入額の差額です。マイナスになったら、その月々支払額では収まらないということです。
4.総借入額を意識しながら、土地代や建物代を想定して入力してください。わからない費用はあらかじめ入力してある金額のままでも大丈夫です。
5.補助金や自己資金がある場合は入力してください。(マイナス数字で入力)
6.総借入額の欄が、必要な借入額です。10年間金利固定の住宅ローンの想定で作ってあります。11年目からの金利入力欄もあり、1%増える想定にしてあります。
 金額や金利、支払年数等自由に入力してみてください。金利が少し変わるだけで支払総額や、借入総額が大きく変わるので、そのあたりの感覚が身につくかもしれません。

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