飯田下伊那地域の工務店、すむところ研究室の太田です。
家を建てる際に「地盤改良費」という項目で100万円前後の費用がかかる事があります。100万円もかかる「地盤改良」とは、どんなものなのでしょうか?
「住宅の品質確保の促進等に関する法律」により、新築の住宅を建てる場合は地盤調査を必ず行い、その結果地盤が悪ければ地盤改良をしなければならない事になっています。
地盤改良工事
写真のような重機で表面の柔らかい地盤をくり抜いて、固い地盤に届くように砕石やセメントを使って杭を打ちます。1~3mの深さが多いです。
表層改良という、表面の土にセメントを混ぜて強度を高くする工法もあります。
費用的には50~100万前後が多いですが、まれに10mもの深さまで改良しなければならない事もあり、200万円以上かかる場合もあります。
地盤保証
調査データを見て改良の有無を判断するのは「建築士」です。でももし地盤の影響で家が傾いた場合、建築士や所属する工務店が補償をする財力が常に確保できているとは限りません。
そこで、地盤保証制度というものを活用します。これを利用すると地盤改良の有無を地盤保証会社が判断します。その判断に基づいて工事をしたのに地盤により家が傾いた場合、その補修費用等が最大3000~5000万円 10年~20年保証されます。
工事後に地盤保証会社から発行される保証書をお渡しします。