理想の土地は南向きで南面道路である程度広く(100坪とか)平らで真四角で南東の角の土地。。
でもこんな条件の土地ってなかなかでてこない。で、こんな条件の土地って総じて高いですよね。
飯田下伊那地域の土地もリニアの影響か、何の影響か確実に高くなってきているようです。
数年前まで条件のいい土地は坪あたり10万円前後が相場だったのが、最近では15万円に近い数字を見ることが増えてきました。
理想の100坪の土地で数年前に比べて坪5万円上がったとすると
100坪 × 5万円 = 500万円
500万円上がることになります。
家づくりを経験した方は感覚としてわかると思いますが、家の価格を500万円落とすって本当に大変なことです。
・子供部屋を6畳3部屋から4畳3部屋に減らしたとすると3坪減ったことになりますが、100万強しか落ちません。
・キッチンの食洗機を諦めても10万。レンジフードを掃除が大変なやつに変えて10万。
・リビングを20畳から16畳に減らして50万。
・全館床暖房をやめてやっと100万。
・カーポートや土間コンなどの外構を全部諦めて200万
これでようやく500万マイナスに近づきました。
でもこれって理想の家づくりですか?
土地って家の中身を考える前に決めることが多いので理想が先走って高い土地を買いがちです。
飯田下伊那でもちょっといい場所で南向きで70坪くらいで真四角だと、簡単に1000万の大台を超えてしまいます。
例えば2500万の借り入れ予定で、理想の土地を求めるあまり、1000万の土地を買ってしまったら家にかけられるお金は1500万円です。なんとか家は建てられそうにみえます。
ところが、家以外にかかる費用が
・給排水の引き込み
・給排水の加入金
・ローンの諸費用
・地盤改良費
これらが最大400万近くかかることもあります。
すると、家に純粋にかけられる費用は1100万。税別だと1020万円です。
まったく建てられないわけではないけど、普通は厳しい金額ですよね。
こんなことにならないように、弊社では初めて顔を合わせたお客様には必ず資金計画表を作っています。具体的な内容はここではお話できませんが、どこにいくらかけられるか明確にすることで無理のない家づくりができるのです。