耐震性能
毎年のように震度6弱以上の地震が起こる日本では、耐震性能の確保は絶対です。でも耐震の性能には3ランクあることは知っていましたか?大切なのは耐震等級2以上の設計をすること。ある程度お金はかかりますが、自分の命、子供の命には代えられません。
SUMIKA Labでは耐震等級3相当 全棟壁倍率+床倍率の計算をして耐震等級3相当の性能を確保しています。(プランによっては等級2相当になる事もありますが、その場合それでもいいか確認します)
等級1 建築基準法をクリアしただけの家
等級2 建築基準法よりも1.25倍の耐力壁を入れた上に床倍率の計算をした家
等級3 建築基準法よりも1.5倍の耐力壁を入れた上に床倍率の計算をした家
どちらが強いと思いますか?
下の図のように、耐震等級1の床倍率の計算をしていない構造は、蓋のない箱。等級2以上は蓋をした箱。
どちらが強いと思いますか?
床倍率の計算をしているか?
これが住宅を建てる会社の耐震性への意識の高さを示す最も簡単な質問です。
耐力面材(ニチハあんしん)
SUMIKA Lab建方の風景です。ニチハのあんしんという面材耐力壁を窓以外全面に張ることで、箱に近いものを作ります。昔ながらの筋かいは内部の壁に使いますが、外部に使うと断熱材をきれいに入れられず、断熱欠損してしまうので、外回りは面材で耐力壁にしています。
この面材を全面に張ることで気密性も確保しています。
耐震等級を取得するメリット
メリットは大きく分けて2つ
①地震保険料が半額になる
・火災保険のオプションで地震保険を付けられます。長野県飯田下伊那地域では地震保険を5年分まとめて支払うと数万円~10万円です。それが半額になるので5年で3~5万円お得です。35年で計算すると(35÷5)×約4万円=28万円前後がお得になります。弊社では23万円(税別)の申請費用を頂いている為、長い目で見ればお得だと言えます。
②第3者のお墨付きが得られる
・お墨付きが得られるという事は、家の価値が上がる事になります。万が一、家を売却する事があった時に、お墨付きの有無で大きくその価格が上昇するでしょう。また、「耐震等級3の設計です」という言葉だけでなく、第3者の評価が入るため、かなり安心できると言えるでしょう。
耐震等級を取得するデメリット
デメリットは3つ
①申請費用が必要
・メリットで述べたとおりです。
②申請の期間が必要
・第3者に構造の計算書を送ってチェックしてもらうため、その期間が必要になります。具体的には間取りや窓の大きさ、天井の仕様が決定してから1ヵ月程必要です。
③申請後の変更ができない
・申請を出してしまうと間取りの変更はもちろん、屋根の形状や窓のサイズ、壁の位置や大きさの変更、耐力壁のある所にニッチを追加する事も基本的には不可となります。つまり、仕様を決定するタイミングが早まる事になり、これが最も大きなデメリットと言えます。