すむけん一級建築士の太田です。
高森町で中庭付きの平屋を建てられた I 様邸へ、写真撮影させていただきながら、ひと夏を過ごしてみての感想をお聞きしました。
「仕事からの帰り道、家が見えてくるとこのおしゃれな家は誰の家だ？といつも思う」と、旦那さんから冗談を言われる。と、撮影中に奥様がおっしゃっていたのが印象に残っています。この仕事をやってて良かった。と思う瞬間でもありました。
梁（はり）が見える天井がすむけんの標準仕様。天井高さを 2.7ｍとすることで、平屋の圧迫感を無くし、開放的な空間を作っています。
コの字の間取りで、プライベートな中庭空間。ウッドデッキでアウトドアリビングを楽しんでいます。
キッチンは無垢の木を生かした一生ものの「ウッドワン」フレームキッチン。
大容量でパワフルなミーレの食洗器を採用しています。
「お施主様インタビュー」
・すむけんとの出会いは？
15 社前後の候補の中から、実際に 2、3 社と話をさせていただきましたが、提案して下さるものは私たちの希望はどこに？と感じてしまうものだったり、自由設計と言っても制約が多く、決め手に欠ける中で、友人の紹介で OTEC に出会いました。
・すむけんに決めた理由は？
最初は「一級建築士の事務所！」とのことで敷居が高く感じましたが、初めての打合わせの際に、事前に伝えた私たちの希望をきちんと汲んだ間取りを提案してくたこと、モデルハウスのサイズ感や動線が私たちの希望のイメージに合ったこと、HP にもあるように家の性能や仕様についてデメリットまできちんと説明があり安心感がありました。
一級建築士自ら打合せしてくれますのでこちらの疑問や提案にその場で答えをもらえるレスポンスの良さが決め手になりました。
洗面台は「アイカ」。半造作で作りました。
玄関の窓から中庭の楽しい雰囲気がにじみ出てきます。
・ひと夏過ごしてみての感想は？
４カ月程住んでみて、高断熱仕様を実感しています。エアコン 1 台でほぼまかなえますし、日中の電気代を気にせず使えるのは有難いです。
冬の寒さは勿論ですが、近年は夏の暑さ対策も重要だと考えていましたので、家の形や窓の位置や大きさはよく考えるつもりでした。光の入り方を CG でシュミレーションしてもらえたので、少ない窓でも思った以上に家中が明るくて朝はとても気持ち良いです。
コの字型にしたことで、回りを気にせずリビングのカーテンを開けたままにしておけるし、コの字を埋める大きなウッドデッキのおかげでリビングが開放的にみえるところも気に入っています。
壁や天井のクロスはシンプルにホワイト。その分、お気に入りの絵をさりげなく飾ることで、センスの良い空間に。
・これから家を建てる方へアドバイス
いい家を建てるためには、設計士さんにイメージを具体的に伝えることが大切かなと思います。
OTEC さんは、こちらで希望した仕様やデザインに近いものを、ＳＮＳの画像などから引っ張ってきてくれますので（笑 ）希望するイメージを具体的に伝えて、納得いくまで話をすることかなと思います。
生活感が出ることを気にしすぎて生活しづらくしてしまわない事も大切だと思いました。帰宅してすぐ荷物を片付けられる玄関横のオープンクローゼット、家族のスケジュールやお便りを見えるところに貼れるパントリーの中のマグボードは作って良かったです。
あとは「オシャレな家」ではなく、「バランスの良い家」を目指してもらうと満足度が高くなると思います。
すむけんからI様へメッセージ
僕たちにとってI様との出会いは、旦那さんからLINEでお子様が水遊びでびしょ濡れになった写真を、奥様と間違えて弊社に送られてきた時でした。２人の娘を育てる僕から見ても良いパパ感が強烈に伝わってきました。
その後、天竜峡モデルハウスの見学のご予約をいただき、そこから設計がスタートしました。
計画地は台形の形状で、四方を家に囲まれた周辺環境のため難易度が非常に高い土地でした。そのため、なかなかいい間取りにたどり着けず、諦めそうになりながら何度も間取りをやり直し、I様にも何度も事務所に来ていただいて一緒に間取りを考えました。
そんな中、事務所に出勤すると深夜？朝方？LINEで要望が入っているのを見て、「お施主様にとって、本当に一生に一度の大切な家づくりなんだ」と改めて気を引き締めた事を思い出します。
ようやく満足いく間取りにたどり着いた時には、Ｉ様との距離感もぐっと縮まり、信頼関係が築かれたことを実感しました。
家づくりがだんだん進んでいく中で、色んな事を的確にズバッと指摘していただいたり、こちらの不手際に対しても大らかに対応していただき、当時まだ新人に近かった担当コーディネーターも含めて、人間的にも技術者としても成長させてもらった気がします。
家はお引渡しになりましたが、I様にとってはこれからが家とのお付き合いになります。長期間住む家は必ず不具合が出たり、多少のリフォームが必要になることもあります。何かあったらいつでもご連絡ください。
OTECすむけん 太田竜平
